地方の過疎化・高齢化は全国規模で大きな問題になっています。
特に四国地方は人口減少が大きな社会問題になっています。四国は大学生や社会人が大阪に出ていくことが多いため、若者が少なく、サービス業が他地域と比べて遅れをとっている現状があります。
四国の少子高齢化による地域経済の悪循環を止めるためにeスポーツを導入した県があります。
それが徳島県です!
徳島県は大学生以上になると県外(特に大阪)にでていく人の割合が多く、地域経済に影響を与えています。そこで若年層へのアプローチの一環としてeスポーツを地域創生事業に取り入れました。
徳島県には日本eスポーツ連合の徳島支部である徳島eスポーツ協会(tokushimaesports.wixsite.com/e-sports-tokushima)があります。
協会は2019年に発足しました。日本でeスポーツが話題になり始めたのが2018年ですから、かなり早い段階からゲームに力を入れていたことが分かります。
発足後間もなくにして徳島県内でeスポーツ大会の開催や協力に積極的でした。2019年7月には徳島eスポーツ協会が徳島初となるeスポーツイベント「とくしまeスポーツフェスティバル~闘電街(とうでんがい)~ 」を主催しました。
この「闘電街」はコロナがあった2020年を除いて毎年開催され続け、2023年は「闘電街5」が開催されました。闘電街とは徳島市内にある東新町商店街のことで、毎年この商店街で開催されています。
この「闘電街」はコロナがあった2020年を除いて毎年開催され続け、2023年は「闘電街5」が開催されました。闘電街とは徳島市内にある東新町商店街のことで、毎年この商店街で開催されています。
徳島県はeスポーツを通して、地方創生以外に”障がい者支援”にも積極的に取り組んでいます。
障碍者支援施設にeスポーツ設備を設置して交流する催しを行った他、2020年にはeスポーツを介した障がい者の社会参加についてのセミナーを開講しました。
徳島eスポーツ協会の取り組み以外にも県全体のムーヴメントとしてeスポーツが活発になってきています。2022年には徳島駅前に「とくぎんトモニプラザ」がオープンしました。
施設内にはeスポーツ施設デジタルスタジオがあり、イベント・大会に利用できます。
さらに、2023年に徳島市を拠点とするプロゲーミングチーム「DOPENESS TOKUSHIMA」が活動を開始しました。2021年にPUBGのアマチュアチームとして設立された当チームは「PUBG」「VALORANT」「Rainbow Six Siege」をメインに活動するプロチーム「DOPENESS」の徳島拠点です。県外から4名の選手が徳島に移住しました。
このように徳島県はeスポーツが日本で流行し始めた2018年頃から早い段階で地方創生に取り入れ、今なお積極的な活動が続いています。四国地方は全県で人口減少と過疎化が問題になっています。eスポーツに積極的な徳島県はその問題を解決して地方が陥る負のスパイラルから抜け出すことができるのでしょうか?
まだまだeスポーツが盛り上がりそうな徳島県から目が離せません。
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